【大学入試】化学: 有機第一弾 ~有機の導入からエーテルまで~
✓本日の記事
2.炭化水素を確認します
3.アルコールとエーテルの確認をします
昨年度個別指導で難関大学に合格に導いた
私が解説します
1.有機の基本を確認します
有機は簡単に言うと炭素を含むものと理解してください。
有機は基本的にはパズルです。パズルのピースは官能基(有機における部品)と考えてください
そして問題を解くことをピースを並べる作業と例えられます。
つまり官能基を覚えて、後は解き方を理解できれば有機の大多数の問題は解けます!
パズルのピースである官能基を覚える前に最低限の知識を先に確認していきます!
有機の中でも脂肪族(ベンゼン環を含まないもの)と芳香族(ベンゼン環を含むもの)に別れます
そんな中でもまずは脂肪族について扱います
2.炭化水素を確認します
まずアルカン、アルケン、アルキンの3つあります。
アルカンは鎖状(輪っかではない)で基本的にすべて単結合のものです。
分子式がCnH2n+2になっているものです。
炭素がn個結合していれば水素は2n+2個結合しているものです。
ex)C2H6 エタンなどです。
アルケンは鎖状(輪っかではない)で基本的に一つだけ二重結合その他はすべて結合のものです。
CnH2nになっているものです。
炭素がn個結合していれば水素は2n個結合しているものです。
ex)C2H4 エチレンなどです。
アルキンは鎖状(輪っかではない)で基本的に一つだけ三重結合その他はすべて結合のものです。
CnH2n-2になっているものです。
炭素がn個結合していれば水素は2n個結合しているものです。
ex)C2H2 アセチレンなどです。
上の3つはそれぞれ同じような名前がつけられます
アルカン:~アン
アルケン:~エン
アルキン:~イン
のようになります
輪っかができるもの
アルカンが輪っかを作るとシクロアルカンと呼ばれます
CnH2nになっています
同様にアルケンが輪っかを作るとシクロアルケンと呼ばれます
CnH2n-2になります
アルケンとシクロアルカンの分子式は同じになり
アルキンとシクロアルケンの分子式は同じになります
3.アルコールとエーテルの確認をします
ヒドロキシ基(R-OH)を持つアルコールについて解説します
ヒドロキシ基が1個あれば1価のアルコールと呼びます
ヒドロキシ基がついている炭素に1個の炭素がついていれば第一級アルコール
同様に2個ついていれば第二級アルコール
同様に3個ついていれば第三級アルコールのように呼ばれます
第一級アルコールは酸化するとアルデヒド(R-CHO)になります
第二級アルコールは酸化するとケトン(R-CO-R’)になります
第三級アルコールは酸化しにくいです
酸化するとどうなるかの分類の問題はよく出るので確認をしましょう!
アルコールはナトリウムと反応して水素を発生させます
この性質を使ってヒドロキシ基(R-OH)の有無がわかります
脱水反応
加熱した濃硫酸にエタノール(C2H5-OH)を加えると生成物が生じる
130℃~140℃ジエチルエーテル(C2H5-O-C2H5)
170℃~180℃エチレン(C2H4)
が生じます
エーテル(R-O-R’)の紹介をします
アルコールとは異なりナトリウムと反応しません
今日はここまでにします。
有機について確認をしましょう
アルコール、エーテルについても確認をしましょう!
注意点
わかりやすくするために内容をかなり簡素化しています
ご了承ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。